<紫山芋とは>
栄養価の高い山芋に、ポリフェノール(紫色)が加わった健康野菜です。
良質なタンパク質やビタミンB群、ビタミンCをはじめ、カリウムやマグネシウムなどのミネラル、胃粘膜を守るぬめり成分、消化酵素であるアミラーゼを豊富に含んでいます。さらに、皮と食用部分の間に濃い紫成分(ポリフェノール)が含まれており、抗酸化作用や高血圧予防、ガン予防、視力回復などへの効果も期待されています。
<調理ポイント>
生食時と加熱時で違った食感をお楽しみいただけます。生食だと箸で持ち上げることができるほどの粘り気がありますが、加熱すると一変してほくほくとした食感になります。
皮と身の間の部分に濃い紫成分が含まれている品種のため、皮を剥く度合いによって色合いに変化(ピンク〜紫)をつけることができるのも特徴的です。
<簡単レシピ>
・すりおろしてとろろに(麦ご飯やまぐろとの相性抜群!)
・とろろ+だし→焼いてとろろ焼きに(お好み焼きにも◎)
・細切り+海苔または梅+お好みのだし醤油やドレッシング→和えものに
・輪切り+塩胡椒(バター)→焼いてソテーに
・お好みの切り方→天ぷらなどの揚げ物に
<保存方法>
常温(室内暗所)で1ヶ月ほど日持ちします。直射日光が当たる場所や室温25度以上又は10度以下の場所に置くことはお避けください。使いかけで余った紫山芋は表面の変色を防ぐ為に切り口をラップ等で包み空気に触れないようにしてください。カットした紫山芋はジップロック等に入れて冷蔵庫に入れていただきますと約1週間日持ちしますし、とろろを冷凍保存することも可能です。
<産地の特徴>
沖縄県のさらに南西約300キロの離島、宮古島が産地です。
沖縄特有の強い紫外線による活発な光合成に加え、宮古島の土壌(島尻マージ)ならではのカルシウムたっぷりの土で栽培しています。
<注意事項>
紫山芋に付着している白い粉や薄茶色の筋は有機肥料(木炭、化学部質が含まれていないもの)や山芋から発生するデンプンですので人体に被害を及ぼすものではありません。そのまま皮を剥いてお召し上がりください。